しまなみ街道ドライブの魅力とは?絶景を楽しむ基礎知識
「一生に一度は訪れてみたい!」と、日本国内だけでなく世界中から観光客が集まる場所、それが「しまなみ街道」です。広島県尾道市と愛媛県今治市を繋ぐこの道は、瀬戸内海に浮かぶ美しい島々を橋で渡っていく、まさに「海の上のハイウェイ」。ドライブ好きならずとも、その開放感と絶景には心を奪われること間違いありません。
しまなみ街道ドライブの最大の魅力は、なんといっても車窓から広がる多島美(たとうび)です。穏やかな海に緑豊かな島々が点在し、それらを巨大な吊り橋や斜張橋がダイナミックに結ぶ景色は、ここでしか見ることができない唯一無二のものです。風を感じながら橋を渡る瞬間の爽快感は、日常の疲れを一気に吹き飛ばしてくれますよ!
また、しまなみ街道は「サイクリストの聖地」としても有名ですが、実は車でのドライブこそ、効率よく、かつ贅沢にスポットを巡るのに最適なんです。重い荷物を気にせず、お目当ての絶品グルメや絶景ポイントへピンポイントでアクセスできるのは、レンタカーやマイカーならではの特権ですね。今回は、そんなしまなみ街道ドライブを120%楽しむための情報をたっぷりとお届けします。
全長約60km!個性豊かな6つの島を巡る海の道
しまなみ街道の正式名称は「西瀬戸自動車道」。全長は約60kmに及び、広島側の「向島(むかいしま)」から始まり、「因島(いんのしま)」「生口島(いくちじま)」「大三島(おおみしま)」「伯方島(はかたじま)」「大島(おおしま)」という6つの主要な島を経由して、愛媛側の今治へと至ります。
それぞれの島には、驚くほど異なる個性があります。例えば、レモンの栽培が盛んな「レモンの島」や、村上海賊の歴史が息づく島、さらには島全体がアートミュージアムのような島まで!ドライブをしていると、「次はどんな景色に出会えるんだろう?」とワクワクが止まりません。橋を一つ渡るたびに、まるで別世界へ飛び込むような感覚を味わえます。島ごとの魅力をざっくりと把握しておくと、旅の計画がぐんと立てやすくなりますよ。
| 島の名前 | 主な特徴・キーワード | おすすめスポット |
|---|---|---|
| 向島 | レトロな街並み・映画のロケ地 | 後藤飲料水工業所(ラムネ) |
| 因島 | 村上海賊の拠点・はっさく発祥の地 | 因島水軍城、はっさく屋 |
| 生口島 | アートの島・国産レモン日本一 | 耕三寺、未来心の丘、ドルチェ |
| 大三島 | 神の島・しまなみの中心 | 大山祇神社、多々羅大橋 |
| 伯方島 | 伯方の塩・マリンレジャー | 伯方ビーチ、道の駅 伯方S・Cパーク |
| 大島 | 絶景展望台・潮流体験 | 亀老山展望公園、よしうみバラ公園 |
ドライブ前にチェック!通行料金やレンタカーの基本情報
しまなみ街道をドライブする際、事前に知っておきたいのが「通行料金」と「移動手段」についてです。しまなみ街道は有料道路なので、全ての橋を渡りきるとそれなりの料金がかかります。普通車でETCを利用した場合、尾道から今治まで片道約2,500円〜5,000円程度(利用時間帯や割引によって変動)が目安です。現金払いだとさらに高くなるため、ETCカードは必須アイテムと言えるでしょう。
レンタカーを利用する場合は、広島側の「広島市内」や「広島空港」、「尾道駅前」、あるいは愛媛側の「松山空港」や「今治駅前」で借りるのが一般的です。尾道で借りて今治で返す「乗り捨て(ワンウェイ)」プランを利用すれば、島々を効率よく片道移動して、帰りは電車やバスでゆったり戻るという贅沢な旅も可能です。ただし、乗り捨て料金が別途かかることが多いので、予算に合わせて検討してみてくださいね。
また、しまなみ街道の道幅は比較的広く、運転しやすいのが特徴ですが、島内の一般道に入ると道が細くなっている場所もあります。特に観光スポット周辺は歩行者やサイクリストも多いので、「ゆっくり、ゆずりあい」の精神で運転を楽しみましょう。せっかくの絶景ですから、急がず焦らず、安全運転で満喫するのが一番です!
しまなみ街道ドライブで外せない!感動の絶景スポット5選
しまなみ街道には数多くの撮影スポットがありますが、「ここだけは絶対に行ってほしい!」という厳選スポットをご紹介します。どの場所も、カメラのシャッターを切る手が止まらなくなるほどの美しさですよ。ドライブのルートにぜひ組み込んでみてください。
亀老山展望公園から望む来島海峡大橋のパノラマ
しまなみ街道で一番の絶景と言えば、大島にある「亀老山(きろうさん)展望公園」を置いて他にありません。標高307.8mの山頂に位置するこの展望台からは、世界初の三連吊り橋である「来島海峡大橋」を真上から見下ろすような大パノラマが広がります。
建築家の隈研吾氏が設計した斬新なデザインの展望テラス自体も非常に美しく、周囲の景観を邪魔しないように山に埋め込まれるような構造になっています。ここから眺める瀬戸内海は、まさに絶景。天気が良ければ遠く四国の石鎚山まで見渡せます。特におすすめなのが「夕暮れ時」です。沈みゆく夕日に照らされてオレンジ色に輝く海と、ライトアップが始まった橋のコントラストは、言葉を失うほどの美しさ。カップルのデートスポットとしても超人気なんですよ!
耕三寺・未来心の丘でSNS映えする白い世界を体験
次に訪れたいのが、生口島にある「耕三寺(こうさんじ)」の奥に広がる「未来心の丘(みらいしんのおか)」です。ここは、広さ約5,000平方メートルにも及ぶ、真っ白な大理石で造られた庭園。イタリアから運ばれた大理石を使用しており、瀬戸内海の青い空と海、そして大理石の白さが織りなすコントラストは、まるでギリシャのエーゲ海に迷い込んだかのよう!
どこを切り取ってもフォトジェニックで、SNS映え間違いなしのスポットです。大理石の塔や階段、カフェなど、どれもが洗練されたアート作品。お寺の敷地内とは思えない異空間っぷりに、驚くこと間違いなしです。ここではぜひ、白いワンピースや明るい色の服を着て、素敵な写真をたくさん撮ってくださいね。ただし、夏場は大理石の照り返しがかなり強いので、サングラスや日焼け止めを忘れずに持っていきましょう。
多々羅大橋を間近に望む道の駅多々羅しまなみ公園
ドライブの休憩にぴったりなのが、大三島にある「道の駅 多々羅しまなみ公園」です。ここからは、世界有数の長さを誇る斜張橋「多々羅大橋(たたらおおはし)」を、すぐ目の前という最高のロケーションで見ることができます。橋の美しい曲線美をバックに記念写真を撮るならここがベストポジションです。
さらに、ここには「サイクリストの聖地」の記念碑があり、自転車をモチーフにしたオブジェと一緒に写真を撮るのも定番。公園内には地元の特産品やお土産が充実しているほか、レストランでは瀬戸内の新鮮な魚介を楽しむことができます。また、多々羅大橋の支柱の下では、手を叩くと音が反響する「多々羅鳴き龍」という珍しい体験もできるんです。ちょっと車を降りて、橋の上まで歩いて行ってみるのもおすすめですよ。
さらに、この3つに加えて訪れてほしいのが、因島にある「白滝山(しらたきやま)」。ここには「五百羅漢(ごひゃくらかん)」と呼ばれる無数の石仏が並び、山頂からは360度のパノラマビューが楽しめます。そして最後の一つは、伯方島にある「開山(ひらきやま)公園」。特に春は桜の名所として知られ、桜越しに見る多々羅大橋や伯方・大島大橋の眺めは、まるで絵画のような美しさです。
効率よく巡る!しまなみ街道ドライブのおすすめモデルコース
「せっかくの旅行だから、効率よく回りたい!」という方のために、日帰りと1泊2日の2つのモデルコースをご提案します。自分のスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
1日で主要スポットを制覇する!王道の日帰りプラン
日帰りでも、ポイントを絞ればしまなみ街道の魅力を十分に満喫できます。広島(尾道)側からスタートして今治へ抜けるコースを想定しています。
09:00 尾道駅前でレンタカーを借りて出発!
まずは尾道水道を渡って向島へ。ここから冒険の始まりです。
10:30 生口島「耕三寺・未来心の丘」を散策
朝の光に輝く白い大理石の丘で、最高の写真を撮りましょう。
12:30 大三島「多々羅しまなみ公園」でランチ
多々羅大橋を眺めながら、名物のマハタ料理や海鮮丼を堪能。
14:30 伯方島で「伯方の塩ソフト」を堪能
道の駅 伯方S・Cパークで、塩の風味が効いた絶品ソフトクリームをペロリ。
16:00 大島「亀老山展望公園」でクライマックス
夕暮れ前の来島海峡大橋を一望。旅の締めくくりにふさわしい絶景です。
18:00 今治市内へ到着・レンタカー返却
今治名物の「焼き鳥」を食べて、旅の余韻に浸りましょう。
1泊2日で離島の魅力をじっくり味わう癒やしの旅プラン
時間に余裕があるなら、1泊2日の宿泊プランが断然おすすめ!夜の星空や、朝の静かな海など、宿泊者だけが味わえる贅沢な時間が流れます。
【1日目:歴史とアートに触れる旅】
尾道を出発し、因島で「因島水軍城」を訪れ、村上海賊の歴史に触れます。その後、生口島へ移動してアート鑑賞。夕方は大三島の宿にチェックイン。大三島にはオシャレなゲストハウスや老舗旅館が点在しています。夜は波の音を聞きながら、瀬戸内の海の幸でお酒を一杯。これぞ大人の贅沢!
【2日目:パワースポットと絶景の旅】
朝一番で、全国にある山祇神社の総本社「大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)」へ。樹齢2600年と言われる御神木のクスノキからパワーをもらいましょう。午後は伯方島や大島の隠れ家カフェを巡り、最後は今治へ。ゆっくり時間をかけることで、ガイドブックに載っていない自分だけのお気に入りスポットが見つかるかもしれません。
しまなみ街道ドライブの醍醐味!絶品島グルメと海の幸を堪能
しまなみ街道を旅するなら、食の楽しみも欠かせません!瀬戸内海はまさに魚介の宝庫。そして太陽の恵みをたっぷり浴びた柑橘類。ドライブ中に立ち寄りたいグルメスポットをチェックしておきましょう。
鮮度抜群の海鮮丼!大島や伯方島で味わう瀬戸内の恵み
海に囲まれたしまなみ街道で、絶対に食べておきたいのが「海鮮丼」です。特に大島や伯方島周辺は潮流が速く、身の引き締まった魚が獲れることで有名です。
例えば、大島の「よしうみいきいき館」では、旬の魚がどっさり乗った海鮮丼のほか、テラス席で楽しむ「七輪BBQ」が大人気!サザエやホタテ、地元産のタイや車海老などを自分で焼きながら、潮風を感じて食べる時間は最高に贅沢です。また、今治側で有名なのが「鯛めし」。出汁で炊き込むタイプと、刺身をタレに漬け込んでご飯に乗せるタイプ(宇和島風)の2種類がありますが、どちらも甲乙つけがたい美味しさですよ。
瀬戸内レモンのスイーツが絶品!生口島のおしゃれカフェ
お腹がいっぱいになった後は、甘いものを別腹で!「レモンの島」として知られる生口島には、レモンを贅沢に使ったスイーツが目白押しです。国産レモン発祥の地ならではの、フレッシュで香り高いレモンを堪能しましょう。
生口島にある「ジェラート専門店 ドルチェ」は、しまなみドライブの超定番スポット。瀬戸田のレモンやデコポン、伯方の塩など、地元の素材を活かしたジェラートがずらりと並びます。海を眺めながら食べる冷たいジェラートは格別!また、レモンケーキやおしゃれなレモネードを提供するカフェも増えており、ドライブの合間のティータイムが楽しみになります。「レモン谷」と呼ばれるエリアでは、時期になると黄色いレモンが鈴なりになっている光景も見られますよ。
最高のしまなみ街道ドライブに!快適な旅を叶える準備とコツ
最後に、しまなみ街道ドライブをより快適で思い出深いものにするための、ちょっとしたコツとアドバイスをお伝えします。事前の準備次第で、旅の充実度は大きく変わります!
青い海が最も輝く時期はいつ?おすすめのベストシーズン
しまなみ街道は一年を通して楽しめますが、特におすすめのシーズンは「4月〜6月の春」と「10月〜11月の秋」です。この時期は気候が安定しており、空気が澄んでいるため、海の色が驚くほど青く美しく見えます。特に5月の連休明けなどは新緑も美しく、窓を開けて走るのが最高に気持ちいい時期です。
逆に夏(7月〜8月)は非常に日差しが強く、車内の温度も上がりますが、これぞ瀬戸内!というギラギラの青空と入道雲の絶景が楽しめます。ただし、人気スポットはかなり混雑するため、余裕を持った計画が必要です。冬(12月〜2月)は比較的温暖な地域ではありますが、橋の上は風が強く体感温度が下がるので、防寒対策をしっかりしていきましょう。冬の澄んだ空気の中で見る夕日は、一年で最も美しいと言われることもあります。
駐車場や混雑状況を把握してスムーズな移動を計画
しまなみ街道ドライブで注意したいのが、ゴールデンウィークや夏休み、三連休などの「混雑」です。主要な展望台や道の駅は駐車場が限られているため、お昼前後や夕方の人気スポットは満車になることもしばしば。混雑を避けるなら、「早朝から活動開始」するのが最大のコツです。朝一番で人気の「未来心の丘」や「亀老山」を攻略して、お昼早めに食事を済ませるスケジュールにすれば、スムーズに回ることができます。
また、島内の一部道路は生活道路でもあります。サイクリストの通行も非常に多いため、常に周囲に気を配る必要があります。特に橋へのアプローチ道路は、自転車と車が交差するポイントがいくつかあるので注意しましょう。ガソリンスタンドは各島にありますが、営業時間が短い場所や日曜定休の場所もあるため、尾道や今治の市街地であらかじめ満タンにしておくのが安心ですよ。
しまなみ街道は、一度訪れると「また別の季節に来たいな」と思わせてくれる不思議な魅力がある場所です。青い海、巨大な橋、そして温かい島の人々。あなただけの特別な景色を見つけに、ぜひしまなみ街道へドライブに出かけてみてくださいね!

