レンタカーの免責補償とは?基本解説
「よし、レンタカー借りて週末旅行だ!」「出張でレンタカー移動が必要だなあ」
そんな時、予約サイトや受付で必ず聞かれるのが「免責補償、どうされますか?」の一言ですよね。
「え、なんか入った方がいいの?でもお金かかるんでしょ?」って、ちょっと迷っちゃう人も多いはず。
でも、この「免責補償」、実はレンタカーを使う上で知っておくと安心感が全然違う、とっても大事なものなんです!
この記事では、レンタカーの免責補償について、その必要性や料金、そして「もしも」の事故の時の対応まで、分かりやすく徹底解説していきますね。
これを読めば、次にレンタカーを借りる時、自信を持って免責補償を選ぶことができるようになりますよ!
「免責額」って何のこと?
まず、「免責補償」を理解するために、基本となる「免責額」について知っておきましょう。
レンタカーには、万が一の事故に備えて、最初から色々な保険や補償がセットされています。例えば、対人賠償保険、対物賠償保険、車両保険、人身傷害保険などです。
でも、これらの保険を使う際に、「ここまではお客さん自身が負担してくださいね」という金額が設定されていることがあるんです。
これが「免責額」と呼ばれるものです。
自己負担額、なんて言われることもありますね。
例えば、車両保険の免責額が5万円と設定されている場合、事故で車の修理代が30万円かかったとします。
- 保険会社が払ってくれる金額:30万円 – 5万円 = 25万円
- あなたが自己負担する金額:5万円
となります。もし免責額が10万円なら、自己負担は10万円になるわけです。
この免責額は、対物賠償保険や車両保険など、補償の種類ごとに金額が決められているのが一般的です。
レンタカー会社や車種によって、金額は違いますが、大体5万円〜10万円くらいが多いでしょうか。
つまり、事故を起こして保険を使うことになったら、修理代や相手の車の損害など、本来なら保険でまかなわれるはずの費用の一部を、自分で払わなきゃいけないかもしれない、ということなんです。
免責補償の加入で何が免除?
そこで登場するのが「免責補償」です!
免責補償に加入すると、先ほど説明した対物賠償保険と車両保険にかかる免責額が、免除されるんです!
つまり、免責補償に入っていれば、もし事故を起こしてしまっても、これらの保険を使う際の自己負担額(免責額)がゼロ円になる、ということです。
たとえ修理代が何十万円、何百万円かかったとしても、免責額の5万円とか10万円を自分で払う必要がなくなる、というのは、かなり大きな安心ですよね。
もちろん、全ての補償の免責額がゼロになるわけではありません。主に「対物賠償」と「車両保険」が対象になるのが一般的です。
「対人賠償」については、そもそも免責額が設定されていないことが多いです。
「人身傷害保険」も、免責額は基本的にありません。
まとめると、免責補償は「もしもの事故で、レンタカーや相手の車に損害を与えてしまった時の自己負担額(免責額)をゼロにしてくれるオプション」だと思ってください。
旅行やドライブ中に、ずっと「もし事故ったらどうしよう…」なんて心配しながら運転するのは嫌ですもんね。免責補償は、そんな不安をグッと減らしてくれる強い味方なんです。
免責補償は必要?加入のメリット・デメリット
「ふむふむ、免責額をチャラにしてくれるのが免責補償ね。でも、結局お金がかかるなら、入らなくてもいいんじゃない?」
そう思う方もいるかもしれませんね。もちろん、加入しないという選択肢もあります。
ここで、免責補償に加入するメリットと、加入しない場合のリスクを比較してみましょう。
【免責補償加入のメリット】
- 事故時の自己負担額がゼロ!
これが一番大きいメリットですね。万が一事故を起こしても、対物賠償と車両保険の免責額(数万円〜)を払う必要がなくなります。 - 心理的な安心感
「もしもの時にお金を払わなくて済む」という安心感は絶大です。運転中のプレッシャーが軽減され、よりドライブを楽しめるようになります。特に慣れない土地や長距離運転の際は、この安心感は priceless! - 急な出費を避けられる
事故は予期せぬ時に起こります。数万円の急な出費は、家計にとって大きな負担になる可能性があります。免責補償に入っていれば、そういった心配がなくなります。
【免責補償に加入しない場合のデメリット(リスク)】
- 事故時に自己負担額が発生する
これに尽きます。事故を起こして対物賠償や車両保険を使うことになったら、設定された免責額(5万円〜10万円程度)を自分で支払う必要があります。 - 精神的な負担
「もしかしたら事故を起こして、高額な免責額を払うことになるかも…」という不安が、運転中に常に付きまとうかもしれません。これが原因で運転に集中できなかったり、本来の目的を楽しめなくなったりする可能性も。 - 急な出費への対応
もしもの事故で免責額が発生した場合、その金額をすぐに用意する必要があります。これが難しい場合、その後の生活に影響が出ることも考えられます。
こうして比較してみると、免責補償に加入するメリットは「安心を買う」ということ、加入しないリスクは「自己負担が発生する可能性がある」ということになります。
加入しない場合の大きなリスク
「自分は運転に自信があるから大丈夫!」
そう思って免責補償に入らない人もいるでしょう。確かに、無事にレンタカー期間を終えれば、免責補償代を節約できます。
しかし、運転にどれだけ自信があっても、事故は自分だけが気をつけていても防げない場合があります。
- もらい事故
- 飛び出し
- 動物との衝突
- 自然災害(雹で車が凹んだなど)
こういった、予測できない事態で車が傷つく可能性もゼロではありません。
例えば、ちょっとした不注意で電柱に擦ってしまっただけでも、バンパー交換やドアの板金塗装などで修理代は10万円を超えることもザラにあります。その場合、免責額5万円は自己負担となります。
さらに、他の車と接触してしまった場合、相手の車の修理代にも対物賠償保険が適用されますが、ここにも免責額がかかる場合があります。自分の車の修理代と合わせて、免責額だけで10万円以上になる可能性だってあります。
旅行先で事故を起こして、旅費に加えて免責額の数万円を急に払うことになったら…楽しい思い出が台無しになってしまいますよね。
免責補償に加入しないというのは、この「数万円〜10万円程度の自己負担リスク」を自分で引き受ける、ということです。
このリスクを受け入れられるかどうか、が加入を判断する大きなポイントになります。
気になる!レンタカー免責補償の料金
さて、免責補償の重要性は分かったけど、結局いくらなの?というのが一番気になるところですよね。
免責補償の料金は、レンタカー会社や借りる車種、利用する期間によって変わってきます。
料金はどう決まる?相場は?
多くのレンタカー会社では、免責補償の料金は1日(24時間)あたりの料金として設定されています。
具体的な料金の相場は、1日あたり1,000円〜2,500円程度が多い印象です。
車種によっても料金は変わります。例えば…
- 軽自動車・コンパクトカー:1,000円〜1,650円/日
- セダン・ミニバン:1,650円〜2,200円/日
- SUV・高級車:2,200円〜3,000円/日以上
といったように、車両価格が高い車ほど、免責補償の料金も高くなる傾向があります。
また、レンタカー会社によっては、7日間パック、1ヶ月パックなどの長期割引を用意している場合もあります。
数日間借りる場合は、パック料金があるか確認してみるとお得になることもありますよ。
例えば、2泊3日でコンパクトカーを借りる場合、免責補償料は1日1,100円とすると…
1,100円 × 3日 = 3,300円
が免責補償代となります。
この3,300円を払うことで、万が一の事故の際に5万円や10万円の自己負担がなくなる、と考えれば、決して高くはない、むしろ「安心のための必要経費」だと感じる人も多いのではないでしょうか。
予約時にオプションとして追加するか、レンタカーを借りる当日、出発前に受付で加入することができます。事前に料金を確認しておくと安心ですね。
ちなみに、レンタカー会社によっては、基本料金の中にすでに免責補償が含まれている場合もあります。予約時にしっかり確認するようにしましょう!
もし事故が!免責補償の事故対応と自己負担額
「もしも」の事態は考えたくないけれど、万が一、レンタカーで事故を起こしてしまったら…?
免責補償に入っている場合と、入っていない場合で、対応や自己負担額はどう変わるのか、見ていきましょう。
免責補償加入時の事故対応
まずは、あなたが免責補償にしっかり加入していた場合。
事故を起こしてしまったら、まず第一にやるべきことは、人命救助と二次災害の防止です。安全な場所に車を移動させたり、発煙筒を焚いたりしましょう。
次に、必ず行うべきことが2つあります。
- 警察への連絡
- レンタカー会社への連絡
どんなに小さな事故や自損事故でも、この2つは絶対に行ってください!
警察に連絡しないと、事故証明書が発行されず、保険や免責補償が適用されなくなる可能性があります。レンタカー会社への連絡は、今後の手続きや車の引き上げなどのために必要です。
その後、警察の現場検証やレンタカー会社の担当者とのやり取りなどが発生しますが、この一連の流れの中で、保険が適用されることになります。
そして、あなたが免責補償に加入していれば…
対物賠償保険や車両保険を使う際に発生するはずだった免責額(自己負担額)は、免除されます!
つまり、あなたが直接、レンタカー会社や相手の方に数万円を支払う必要はなくなる、ということです。
ただし、これはあくまで保険でカバーされる範囲の話です。無謀な運転や飲酒運転、無免許運転など、保険約款の免責事項に該当するような事故の場合は、免責補償も適用されず、修理代などが全額自己負担になることがありますので、くれぐれも注意が必要です。
加入なしの場合の事故対応と負担
一方、あなたが免責補償に加入していなかった場合。
事故発生時の警察への連絡やレンタカー会社への連絡といった初期対応は、加入している場合と全く同じです。
しかし、その後の自己負担額に大きな違いが出てきます。
保険は適用されますが、設定されている免責額(例えば、対物賠償で5万円、車両保険で5万円など)は、あなたの自己負担となります。
例を挙げましょう。
- 相手の車の修理代:20万円(対物賠償保険適用、免責額5万円)
- 自分の借りていたレンタカーの修理代:15万円(車両保険適用、免責額5万円)
この場合、あなたが自己負担する金額は…
対物賠償の免責額 5万円 + 車両保険の免責額 5万円 = 合計10万円
となります。免責補償に加入していればゼロ円だった負担が、10万円になってしまうわけです。
もちろん、事故の規模や状況によって、発生する免責額は異なります。対物・車両の両方を使う必要がなければ免責額も減る可能性はありますが、万が一に備えるなら、免責額が発生することを想定しておくべきでしょう。
やはり、数万円〜10万円という急な出費は、レンタカー代やガソリン代とは比較にならないほど、大きな痛手となる可能性が高いですよね。
事故時の負担軽減!NOCとワイド補償
さて、免責補償で「免責額」がゼロになることは分かりました。
でも、事故を起こした時に発生する費用は、修理代の「免責額」だけではないんです。
もう一つ、知っておくべき費用があります。それが「NOC」です!
「NOC」ノンオペレーションチャージとは?
「NOC」は「Non-Operation Charge」の略称で、日本語では「ノンオペレーションチャージ」と言います。
これは、レンタカーで事故を起こしたり、車を傷つけたり汚したりして、その車が修理や清掃のために営業として使えなくなった期間の「営業補償」として、借りていた人がレンタカー会社に支払う費用です。
考えてみれば当然ですよね。あなたが借りていた車が使えない間、レンタカー会社はその車で他のお客さんに貸し出しができません。その間の「休業補償」のようなものがNOCなんです。
このNOCは、免責補償に加入していても、原則として免除されません!
ここが重要なポイントです!
NOCの金額は、事故を起こした車が「自走できる状態」か、「自走できない状態(レッカー移動が必要など)」かによって変わるのが一般的です。
具体的な金額の例は、レンタカー会社によって異なりますが、大体こんな感じです。
| 車両の状態 | NOC金額(例) | 備考 |
|---|---|---|
| 自走可能で営業所へ返還できた場合 | 2万円 | |
| 自走不能で営業所へ返還できなかった場合 | 5万円 | |
| 車内装備の損害・異臭・著しい汚れなど | 5万円 | 状況による |
※上記の金額はあくまで一例です。必ず利用するレンタカー会社の約款をご確認ください。
ご覧の通り、事故を起こして修理が必要になった場合、免責補償に入っていても、このNOCが2万円〜5万円かかってしまう可能性があるんです。
NOCも免除!ワイド補償のメリット
「えー、免責補償入ったのに、NOCでまたお金かかるの!?」と思った方もいるかもしれません。
そこで、さらに手厚い補償として用意されているのが、「ワイド補償」「安心パック」「プレミアム補償」などと呼ばれるオプションです!(名称はレンタカー会社によって異なります)
このワイド補償に加入すると、通常の免責補償で免除される免責額に加えて、NOC(ノンオペレーションチャージ)も免除されるのが最大のメリットです!
つまり、ワイド補償に入っていれば、たとえ事故を起こして車が使えなくなってしまっても、免責額もNOCも自己負担ゼロになるんです!
さらに、レンタカー会社によっては、ワイド補償の中に
- ロードサービス(バッテリー上がり、キー閉じ込み、ガス欠など)
- タイヤのパンク・破損
- ホイールカバーの紛失
- ガラスのひび割れ・破損
といった、通常の保険や免責補償ではカバーされないことが多い損害まで含まれている場合があります。
特にタイヤのパンクやガラスのひび割れは、運転中によく起こりうるトラブルですよね。これらがカバーされるのは、本当に安心です。
ワイド補償の料金は、通常の免責補償にプラスされる形で設定されていることが多いです。例えば、免責補償が1日1,100円なら、ワイド補償は1日1,650円〜2,200円といったイメージです。
少し料金は上がりますが、「万が一の事故や、それ以外の小さなトラブルも含めて、自己負担を徹底的にゼロにしたい!」という方には、ワイド補償は強くおすすめできるオプションです。
もちろん、これも加入は任意です。ご自身の運転経験や、利用シーン(初めての道か、悪天候が予想されるかなど)を考慮して、必要かどうか判断してみてくださいね。
あなたは必要?免責補償の加入判断ポイント
ここまで免責補償の基本や料金、そしてNOCやワイド補償について解説してきました。
「結局、自分は免責補償に入るべきなの?それともワイド補償までつけた方がいい?」
最後に、ご自身の状況に合わせて、加入を判断するためのポイントをまとめてみましょう。
こんな人は迷わず加入を!
以下の項目に一つでも当てはまるなら、免責補償には入っておくことを強くおすすめします!
- 運転経験が浅い方、ペーパードライバーの方
運転操作にまだ自信がなかったり、久しぶりに運転したりする場合、不慣れからくるミスで事故を起こすリスクは残念ながら高くなります。 - 初めて行く土地や、慣れない道を運転する方
道が分からずナビに気を取られたり、交通ルールが地域によって違ったり、初めての運転環境は事故のリスクを高めます。 - 長距離運転をする方、長時間運転する方
運転時間が長くなると、集中力が落ちてきます。疲労が事故の原因になることは多いです。 - 悪天候の中を運転する予定がある方
雨、雪、霧などは視界が悪くなり、路面状況も悪化するため、事故のリスクが跳ね上がります。 - 同乗者がいる方(特に家族や友人)
自分だけの問題ではなく、同乗者を危険に晒す可能性があります。万が一の時、金銭的な心配をせず、同乗者のケアに集中するためにも入っておくと安心です。 - もしもの事故で数万円の出費は困る!という方
家計の状況的に、急な数万円の出費は厳しい、という方は、保険に入ることで安心を買う価値は大きいでしょう。 - 運転中の「もしも…」という不安を感じたくない方
何より、レンタカーを安心して、心から楽しみたい!という方には、免責補償による心理的な安心感は非常に価値があります。
逆に、「運転には十分慣れているし、普段から安全運転を心がけている。もし数万円の免責額が発生しても、それは自分の責任として受け入れられる」という方は、加入しないという選択肢もアリかもしれません。ただし、リスクがあることは理解しておきましょう。
【さらにワイド補償も検討を!】
上に加えて、
- NOCの自己負担(2万円〜5万円)も絶対に避けたい方
- パンクやガラス破損などの、ちょっとしたトラブルの修理代も負担したくない方
- とにかく最大限の安心を手に入れたい方
は、ワイド補償(安心パック等)の加入も視野に入れてみてください。
加入時の注意点・確認事項
免責補償やワイド補償に加入する際に、いくつか確認しておきたい点があります。
- 補償内容の確認
レンタカー会社によって、免責補償やワイド補償でカバーされる範囲が微妙に異なります。特にワイド補償の場合は、どこまで(NOC、ロードサービス、タイヤ・ガラスなど)が含まれているのか、料金と一緒にしっかり確認しましょう。 - 免責事項の確認
どんな補償にも、保険が適用されない「免責事項」があります。飲酒運転、無免許運転、警察への連絡を怠った場合、貸渡約款に違反した場合(喫煙禁止なのに喫煙したなど)、故意による損害などは、補償の対象外となるのが一般的です。これらに該当すると、加入していた補償が全て無効になり、修理代やNOCなどが全額自己負担になるので、くれぐれも注意が必要です。 - 適用条件の確認
運転者として申告していない人が運転していた場合の事故などは、補償の対象外となることがあります。レンタカーを借りる際に運転する可能性のある人は、必ず全員ドライバーとして登録しておきましょう。
これらの点については、レンタカー会社の貸渡約款や重要事項説明書に記載されています。予約時や出発前の説明をよく聞き、不明な点は遠慮なくスタッフに質問してくださいね。
せっかく免責補償に入ったのに、「これは補償されなかった!」なんてことにならないように、内容はしっかり把握しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか? レンタカーの免責補償について、少し理解が深まったでしょうか。
免責補償は、万が一の事故の際に発生する自己負担額(免責額)をゼロにしてくれる、安心のためのオプションです。さらに、NOCも免除してくれるワイド補償(安心パック)もあります。
加入には費用がかかりますが、事故時の数万円〜の急な出費や、精神的な負担を考えれば、その価値は大きいと言えます。
特に、運転に不慣れな方や、慣れない場所を運転する方、同乗者がいる方などは、免責補償に加入することを強くおすすめします。
レンタカーを借りる目的は、移動だったり、旅行だったり、ドライブそのものだったり、色々あると思いますが、どんな目的でも、安全に、そして安心して利用したいですよね。
免責補償は、その「安心」をサポートしてくれる、頼もしい存在です。
次にレンタカーを借りる際は、ぜひこの記事を参考に、ご自身の状況に合った補償を選んで、快適なレンタカーライフを楽しんでくださいね!
安全運転で、いってらっしゃい!

